(ブルームバーグ): 米アップルは8日、人気ゲーム「フォートナイト」を手掛けるエピック・ゲームズによる独自の課金システムの使用中止を求め、同社を相手取りカリフォルニア州オークランドにある連邦地裁に反訴した。

  エピックは8月13日に、アップルがアップストアからフォートナイトのアプリを削除したのは自社の課金システム経由のアプリ内購入サービス導入に対する「報復」だとして同社を相手取り提訴していた。

  アップルは8日の申し立てで、自社の手数料損失について賠償金を請求するとともに、「この係争で先に打って出たのはエピックだ。同社の自分勝手で厚かましく違法な行為を放置できない」と主張した。

  エピックが先月導入した決済システムはアップルのアップストアを迂回(うかい)する仕組みで、アップルはフォートナイトのアプリ内購入から手数料を受け取れなかった。そのため同社は新規ユーザーによるフォートナイトのアプリダウンロードを停止したが、既にインストールされている同アプリはまだエピックのシステムを利用できる。

  エピックはアップルの反訴についてコメントを控え、フォートナイトのプレーヤーに直接支払いの選択肢を提示し、浮いた手数料分を還元することで公正な市場での競争を目指す立場をあらためて示した。

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