(ブルームバーグ): 8月の米住宅着工件数は市場予想を上回る落ち込みとなった。集合住宅が大きく減ったほか、熱帯性暴風雨の影響で南部が低調だった。景気回復の原動力となっていた住宅市場の勢いが一時的に衰えた。

  BMPキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ジェニファー・リー氏はリポートで、着工許可件数が予想外に減少したことについて、「過去3カ月に大幅に積み上げてきたことを踏まえれば、ほんのわずかな落ち込みだ」と指摘。「着工件数と許可件数の差も再びポジティブになっており、この先着工件数が増えることを示している」と加えた。

  地域別では4地域のうち中西部と西部で着工件数が増加。中西部はほぼ14年ぶりの高水準となった。一方で南部は、メキシコ湾岸を襲った熱帯性暴風雨の影響もあり減少した。ただ南部では許可件数が2007年2月以来の高い水準となり、住宅建設が今後数カ月に安定することが示唆された。

  8月の一戸建て住宅の着工件数は102万戸に増加し、2月以来の高水準。変動の大きい集合住宅は22.7%減の39万5000戸だった。

  一戸建て住宅の着工許可件数は6%増の104万件。建設許可は得たが未着工の一戸建て住宅の件数は9万9000戸に増え、2018年末以来の高水準。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加し、更新します)

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