(ブルームバーグ): 政府は18日、元JPモルガン証券副社長の中西健治参議院議員を財務副大臣に起用する人事を発表した。政情不安の香港に代わるアジアを代表する金融都市を日本に作る議論が加速する中、外資系金融機関の最前線で働いた経験を持つ中西氏を起用する。

  麻生太郎財務相は再任後の会見で、菅義偉首相から指示を受けたものとして、国際金融都市に向けた受け入れ環境整備や取引所の構造改革などを挙げた。

  中西氏は香港の金融人材が拠点を移す場所はシンガポールではなく、「東京にしてもらわないといけない」と発言している。自民党の金融人材受け入れプロジェクトチームで座長を務め、外資系金融機関から東京に拠点を移す上での障壁について聞き取りを行った。

  麻生財務相は同日の閣議後会見で、日本は言語や人口集中、専門人材の面で課題があり、香港に代わる金融センターになるのは「新聞に書いてあるほど簡単な話ではないという自覚だけはもってやってもらわねばならない」と述べた。

(麻生財務相の会見内容を追加しました)

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