(ブルームバーグ): 米アトランタ連銀のボスティック総裁は、議会は経済に財政面での追加支援を行う必要があるとの見解を示した。一部支援策が期限切れとなり、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)が予想以上に長引く中、経済は勢いを失っていると指摘した。

  総裁は18日ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「確実に減速の兆候が見られる」とし、「政策当局者に伝えたいのは、なお大きな痛みを抱えているセクターが数多くあり、混乱も続いているということだ。見通しが立たない家庭が多く、そうした状況はわれわれの心理状態や成長能力を疲弊させる」と述べた。ボスティック総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を持たない。

  総裁は、「現在アトランタにおける立ち退きの水準は1年前を上回っており、トレンドは誤った方向に進んでいる」とし、「こうした状況が至る所で起きていると耳にしている」と述べた。

  金融当局が8月に採用した新たな政策の枠組みを巡っては、「長期的な枠組みに基づく政策は重要だ。われわれはそうでない場合よりも経済を若干力強く成長させることにコミットしているためだ」とし、「それにより、マイノリティーと女性、低所得層が経済に完全に参加する能力に対して前向きな影響を与えるし、与えるはずだ」と述べた。

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