(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)は新型コロナウイルス危機で導入したパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の継続期間と、PEPPの異例に柔軟な対応を従来のプログラムに適用する是非を巡る検討のため見直し作業に乗り出した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が政策委員会メンバー2人を匿名で引用して伝えた。

  FT紙によると、政策当局者が来月、こうした見直しを議論する見通し。ECBは同紙の取材にコメントを控えた。

  PEPPはコロナ対応のロックダウン(都市封鎖)で打撃を受けた経済の支援と市場の安定化を目指して3月に7500億ユーロ(約93兆円)規模で導入されたが、その後1兆3500億ユーロに拡大されている。ECBは従来の資産購入プログラムで自ら課した制約をPEPPには適用していないため、購入対象はイタリアなど特に重圧のかかる国に傾斜している。

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