(ブルームバーグ): 米銀JPモルガン・チェースは先日、ロンドンの行員約200人に大陸欧州への異動を伝えたが、さらに多くの人員を大陸に移す可能性がある。

JPモルガン、ロンドンの200人を大陸欧州へ−合意なき離脱を見越す

  JPモルガンで独フランクフルト部門責任者を務めるドロシー・ブレッシング氏は24日、先日明らかにしたロンドンの行員転勤は英国の合意なき欧州連合(EU)離脱を見越した対応の「第1弾」だと発言。ブルームバーグが主催したウェビナーで、異動は規制や顧客ニーズ、欧州事業の拡大計画に左右されるだろうと説明した。

  グローバルに展開する銀行は、英国のEU離脱移行期間が今年末に終了した後も顧客へのサービスを確実に継続できるように、EU域内での業務運営を強化している。

  ブレッシング氏はJPモルガンが資産や人員をロンドンから大陸に移しても、ロンドンは金融センターとして「非常に重要な存在であり続ける」とも話した。大陸欧州の金融センターはフランクフルトだけではないと述べ、ロンドンを離れる行員が分散して配置される可能性を示唆した。

  欧州銀行業界の再編・統合については不可避だとの認識を示した。ブレッシング氏は欧州・中東・アフリカ地域の投資銀行部門の共同責任者も兼務している。

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