(ブルームバーグ): 世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選に立候補している韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長は25日、米国と中国が貿易紛争を決着させるための場となるようWTOを「活性化」する必要があるとの見解を示した。兪氏はWTO初の女性事務局長を目指している。

  兪氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、保護主義の波が世界貿易を圧倒する中で、多国間主義を推進する力となりたいと語った。WTOは11月7日までに次期事務局長を発表することを目指している。

  兪氏は、米国と中国の間の「全ての問題をWTOが解決することはできない」と指摘した上で、WTOが米中両国に貿易問題を協議する意義のあるプラットフォームを提供することを望むと述べ、事務局長に就任すれば仲介者の役割を果たすとした。

  兪氏はさらに、日韓両国が多国間主義を力強く推進していると指摘。事務局長選で支持を得るため日本を説得する考えを示した。

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