(ブルームバーグ): 米ウーバー・テクノロジーズは、ドイツのダイムラーとBMWの配車サービス合弁会社フリーナウの買収を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、実現すればウーバーには欧州と中南米でシェアを拡大する道が開かれる。

  情報の非公開を理由に同関係者らが匿名で語ったところによれば、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が影響し、フリーナウによる追加投資を募る取り組みは苦戦。これを受けてウーバーが買収の可能性に関心を表明したという。配車サービス各社が直面する厳しい市場状況が価格面での折り合いなどを難しくする可能性もあると、関係者1人は指摘した。

  協議が取引につながるかどうかは確実ではなく、他の買い手候補が現れる可能性もあると関係者らは話した。ウーバーとBMWの担当者はいずれもコメントを控えている。ダイムラーの広報担当者は臆測にはコメントしないとした。

  ウーバーの株価は28日の取引で一時6.3%高となった。年初からは20%上げている。

  ダイムラーとBMWは昨年、カーシェアリングや配車サービスなど移動サービス事業を合弁会社「ユアナウ」の下に統合した。ユアナウはフリーナウを含む5事業から成る。

独ダイムラーとBMW、カーシェアリング合弁に10億ユーロ超を投入へ

  ダイムラーは6月末時点で、同社のユアナウ持ち分を6億1800万ユーロ(約760億円)と評価した。

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