(ブルームバーグ): 2016年の米大統領選でトランプ陣営はアフリカ系米国人をターゲットに誤解を与える広告をフェイスブックに掲載し、投票を繰り返し阻止しようとしたと、英公共放送チャンネル4が28日に調査報道を伝えた。

  調査報道によると、トランプ陣営の16年のデジタルチームは有権者を8つの異なる「聴衆」に分類したデータを利用し、それぞれに合わせて広告を打った。約350万人の黒人有権者は、トランプ氏に投票する可能性が低く、投票を阻むことができる可能性のある「阻止」のグループに分類されたという。

  トランプ陣営は民主党のヒラリー・クリントン氏が行った人種問題に関する発言を偽って示した広告を黒人有権者に打つことで、同氏への支持をやめさせようと試みたのではないかと、チャンネル4は分析した。

  トランプ陣営はチャンネル4の報道を否定。同陣営の広報担当ティム・マーター氏は「これは偽ニュースだ」とした上で、「トランプ大統領はアフリカ系米国人の有権者と信頼関係を築いてきている」とコメントした。

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