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29日の米株式相場は反落。米国の追加経済対策を巡る協議の行方や、新型コロナウイルス感染動向を見極める展開となり、世界的な株式相場持ち直しの流れが弱まった。原油は下げ、バレル当たり40ドルを割り込んだ。

  S&P500種株価指数は、上昇1銘柄につき2銘柄余りが下落。民主党の経済対策案を巡るペロシ下院議長とムニューシン財務長官による協議はこの日、翌日の再協議に合意した上で終了した。新型コロナ関連では、ニューヨーク市で陽性率が数カ月ぶりに3%を超えた。

  S&P500種は前日比0.5%安の3335.47。ダウ工業株30種平均は131.40ドル(0.5%)安の27452.66ドル。ナスダック総合指数は0.3%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の0.65%。

  ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルスマネジメントでチーフ投資ストラテジストを務めるブレント・シャット氏は、短期的には財政刺激策を巡る状況が相場を動かす要因になっていると指摘。一方、「秋に新型コロナ感染が再拡大するとの懸念があり、資金を引き揚げて様子見を決めた人も一部にいる」と話した。

  外国為替市場ではユーロが大幅高。ポートフォリオ調整の流れでショートカバーが入り、対ドル上昇率は月初来最大に達した。米大統領選の第1回候補者討論会にトレーダーの関心が向かう中、ドルは軟調。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下した。

  ドルは対円では0.2%高の1ドル=105円66銭。ユーロは対ドルで0.7%高の1ユーロ=1.1744ドルと、8月28日以来の大幅高となった。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。2週間ぶりの安値となった。需要の持続的回復はまだほど遠いとの懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.31ドル(3.2%)安の1バレル=39.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.40ドル下げて41.03ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。新型コロナ感染者数の増加に伴い、米国と欧州で一段の経済刺激措置が講じられるとの観測が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は20.90ドル(1.1%)高の1オンス=1903.20ドルで終了した。

EUR Up Most This Month on Short Covering; USD Slips: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls on Growing Chorus of Warnings About Demand Recovery(抜粋)

PRECIOUS: Gold Heads for Second Straight Gain on Stimulus Bets(抜粋)

(第4段落に市場関係者コメントを追加、相場を更新します)

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