(ブルームバーグ): 欧州株は小幅安。ドイツが欧州連合(EU)復興基金はガバナンスを巡る加盟国の対立で運用開始の遅れはほぼ免れないと警告し、指数は下げに転じた。

  ストックス欧州600指数は0.1%安。業種別20指数のうち9指数が下げた。銀行株はこの日堅調だったが四半期ベースでは12%超の下落となり、業種別の中で最も下げが大きかった。

  7−9月の欧州株は総じてレンジ内の動きにとどまり、ストックス600指数は四半期ベースでほぼ変わらずだった。ただ9月は新型コロナウイルス感染再拡大に伴う制限措置や企業に及ぼす影響への懸念から、月間で1.5%安となった。

  欧州債はドイツ債が下落。米国で追加経済対策がまとまるとの期待から、安全逃避の買いが巻き戻されたことが背景。周辺国債は他のユーロ圏国債を下回るパフォーマンスだった。

  ドイツ債の利回り曲線はベアスティープ化。フランス債は大半の中核国と準中核国債のパフォーマンスを下回った。フランスは1日に国債入札を予定している。

  イタリア債は小幅安。スペイン債のパフォーマンスは長期債を中心に他の周辺国債を下回った。

  英国債は下落。イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏がマイナス金利は差し迫っていないとの見解を示したことから、利回り曲線は当初ベアフラット化していたが、その後株価が上昇するとベアスティープ化した。

  ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.52%。フランス10年債利回りは2bp上げてマイナス0.24%。イタリア10年債利回りは2bp上げて0.87%。

©2020 Bloomberg L.P.