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米国では多くの州で新型コロナウイルスの感染者が再び急増しており、イリノイ、オハイオ、ユタ、ノースダコタの4州で22日、新規感染者が過去最多を更新した。イリノイ州シカゴでは23日から少なくとも2週間、午後10時から午前6時まで市民生活に不可欠ではない店舗の営業が禁止される。

  新型コロナ感染症(COVID19)による全米の死者数の7日間平均はこの1カ月で最多となった。COVIDトラッキング・プロジェクトが明らかにした。それによると、22日にCOVIDが死因と確認ないし推定された死者数は994人となり、7日間平均は757人に増加。新たな増加傾向の兆候が示された。

  米民主党の大統領候補ジョー・バイデン前副大統領は22日夜に開かれた選挙前最後のテレビ討論会で、新型コロナ感染で米国民22万人余りが死亡したとしてトランプ大統領は再選に値しないと非難した。

バイデン氏、コロナ感染22万人死亡でトランプ氏非難−最終討論会

  韓国では23日午前0時までの24時間の新規感染症例は155人と、この6週間余りで最多となった。前日は119人だった。

  米国に先立ち感染者が急増している欧州では感染拡大を抑制する制限措置の導入がさらに広がっている。フランスでは新規感染者が初めて4万人を突破。そのほかイタリア、ドイツなど少なくとも10カ国で新規感染者が過去最多を更新した。

  フランスでは22日、新規感染者が4万1622人となった。新規感染の7日間平均は20日連続で増加している。同国政府は夜間外出禁止令をパリなどの一部都市以外の地域まで拡大する準備を進めている。

  米食品医薬品局(FDA)は22日、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」を承認した。FDAは5月にレムデシビルの緊急使用許可(EUA)を付与。コロナ感染と診断されたトランプ大統領も治療にレムデシビルが使われた。

ギリアドのレムデシビル、米FDAが承認−コロナ治療で幅広く利用

  FDAのワクチン諮問委員会は22日に会合を開き、ワクチンの緊急使用の可否を判断する際の尺度として、FDA当局者が設定した安全性や有効性の基準が十分と言えるかどうか疑問を呈した。二十数人の外部の感染症専門家で構成される同諮問委は、ワクチンに50%以上の有効性と、被験者の半数以上について2カ月分の安全性データ収集を製薬会社に義務付けるFDA基準について検討した。

米FDAのワクチン許可基準に疑問呈する発言相次ぐ−諮問委会合

  ブラジルのボルソナロ大統領は22日、サンパウロ市の研究所が開発に携わっている中国製コロナワクチンへの批判を強めた。同大統領はラジオインタビューで、「われわれは中国からは購入しない。それが私の判断だ」と発言。中国企業の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のワクチンを国民は安全に感じないだろうと指摘した。

  イタリアが22日発表した新規感染者数は1万6079人。集中治療室(ICU)の入院患者数は66人増えて992人と、5月初め以来の大幅増となった。ドイツの新規感染者数は1万2331人。

  ギリシャは首都アテネなど感染拡大が深刻な地域を対象に午前0時半から同5時までの移動禁止措置を発表した。ポルトガルは10月30日から11月3日まで地方自治体間の移動を制限すると発表した。

  米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによれば、世界の新型コロナ感染者は4160万人を超え、死者数は114万人を上回った。

(ブラジルや韓国の情報などを追加して更新します)

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