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米国で新型コロナウイルス感染者が過去最悪の8万3000人余り増えたほか、ニューヨーク州とニュージャージー州での新規感染者数が5月以来の高水準に達した。トランプ大統領は感染者数急増について、検査が増えたためだとしている。

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  一方、ペンス副大統領のアドバイザーの1人である、マーティ・オブスト氏が新型コロナ検査で陽性が確認されたと事情に詳しい関係者3人が明らかにした。関係者2人によれば、21日に陽性反応が出た。ホワイトハウスではここ1カ月ほど感染が相次いでおり、トランプ大統領とメラニア夫人、末息子バロンさんも含まれる。

  ペンス氏の側近では、マーク・ショート副大統領主席補佐官も陽性と24日診断された。ペンス氏のオフィスが発表した。関係者によれば、オブスト、ショート両氏とも軽い症状が出た。米大統領選まで2週間を切る中、ホワイトハウスで再び感染が広がっていないか危惧される。

  発表文によると、ペンス氏の検査結果は陰性で、再選を目指すトランプ氏の応援活動を続ける。米疾病対策センター(CDC)の指針の下、ペンス氏は必要不可欠な対応を担う人材と見なされているとしている。同氏は24日夕、ショート氏の診断結果が分かってから応援演説でフロリダ州入りしたと、事情に詳しい関係者は述べた。ショート氏は同行しなかった。ペンス氏は25日、ノースカロライナ州で選挙運動に携わる予定。

  ニューヨーク州は24日、2061人の新規感染者を報告した。2000人を上回ったのは今週2日目で5月20日以来の高水準。ニュージャージー州は感染者が1909人増えた。イリノイ州の新規感染者は6161人で、過去最悪を更新した。

  欧州ではフランスの新規感染者が4万5422人と、3日連続で記録を塗り替えた。検査陽性率は16%で、23日の15.1%から上昇している。ギリシャでも3日連続で過去最悪を更新し、首都アテネと同国第2の都市テッサロニキで夜間外出禁止令が発出され、マスク着用が義務化された。英国の新規感染者は2万3012人で、2万人台はこれで5日連続。 

  米ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースがまとめたデータによれば、世界の新型コロナ感染者は4260万人を超え、死者は110万人を上回っている。

  米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ氏は23日、トランプ大統領がここ数カ月、ホワイトハウスのコロナ対策タスクフォース(作業部会)と会合を持っていないと明らかにした。ファウチ氏はMSNBCに対し、同部会は週1前後のペースで開いているが、同氏はトランプ氏とコロナ対応の戦略で「しばらくの間」直接話していないと述べた。

  ファウチ氏はさらに、トランプ氏が作業部会よりもスコット・アトラス医師の助言に頼っていると指摘した。アトラス氏はマスク着用の利点に懐疑姿勢を示し、集団免疫を提唱してきた人物。

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  一方、ファウチ氏はCNNに対し、「安全で効果的な」ワクチン少なくとも2種類が11月末か12月上旬までにできることを望むとも語った。

  

(最終3段落にファウチ氏のコメントを加えて更新します)

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