(ブルームバーグ): 全国の物価の先行指標となる10月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年比0.5%低下と、2016年12月(0.6%低下)以来の落ち込みとなった。マイナスは3カ月連続で、市場予想(0.5%低下)と同じだった。総務省が30日発表した。

  昨年10月の消費税率引き上げの影響が一巡したことに加え、原油価格下落の影響が遅れて反映される電気代や都市ガス代を含むエネルギーの下落や、「GoToトラベル」に伴う宿泊料の下落が押し下げ要因となった。GoToトラベル事業の影響を除いたコアCPIの試算値は前年比0.1%上昇。

背景

昨年10月の消費増税による物価の押し上げ効果が剥落することで、消費者物価は下押し圧力が強い状況が当面続く日本銀行は29日に公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で、「GoToトラベル」に伴う宿泊料の下落などを理由に2020年度のコアCPI見通し(中央値)を前年度比0.6%低下と、7月時点の0.5%低下から下方修正

(キーポイントとチャートを追加して更新しました)

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