(ブルームバーグ): 30日の欧州株は上昇。月間ベースでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で急落した3月以来の大幅安となった。米ハイテク大手企業の決算が市場の期待に及ばなかったほか、感染再拡大に伴う再度の制限措置強化や米選挙を巡る懸念が売り材料となった。

  ストックス欧州600指数は0.2%高。一時は0.9%安まで下げていた。週間では5.6%安。この日はエネルギー株が上昇した。フランスのトタルは四半期利益が市場予想の上限を上回ったことが好感され、値上がりした。

  一方、半導体関連のASMLホールディングやSTマイクロエレクトロニクスは下落。米アップルが発表した7−9月(第4四半期)決算は、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」販売が市場予想に届かず、中国の売上高が落ち込んだ。

  欧州債はドイツ債が下落。7ー9月(第3四半期)国内総生産(GDP)が予想を上回る伸びだったことが影響した。欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、オーストリア中銀のホルツマン総裁が利下げに否定的な見解を示したほか、シカゴ購買部協会が発表した同地区の製造業景況指数がアナリスト予想を上回ったことも材料視された。

  フランスの長期債は中核国、準中核国債を下回るパフォーマンスだった。

  イタリア債は10年債を中心に下落。英国債も安い。

  ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.63%。フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.34%。イタリア10年債利回りは2bp上昇して0.74%。

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