(ブルームバーグ): 30日の米株式相場は下落。S&P500種株価指数は、週間ベースでは3月以来の大幅安となった。大手テクノロジー企業の決算が期待外れとなったことを受け、景気減速で利益が落ち込むとの警戒が広がった。

  ナスダック100指数は2.6%安。前日引け後に発表された決算で、アップルはスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」販売、ツイッターは利用者数の伸びがいずれも市場予想に届かなかった。一方、グーグル親会社のアルファベットは広告収入の持ち直しが好感され、上昇した。S&P500種は週間で5.6%下げ、大統領選前の1週間としては過去最悪を記録した。

  S&P500種は前日比1.2%安の3269.96。ダウ工業株30種平均は157.51ドル(0.6%)安の26501.60ドル。ナスダック総合指数は2.5%下落。ニューヨーク時間午後4時38分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.87%。

  テクノロジー株は今年に入って記録的な上昇を見せていたが、足元で下げており、相場のボラティリティー上昇の一因となっている。ボラティリティーは来週の米大統領選・議会選にかけて高止まりする可能性が高い。株式相場は世界的に週間で大幅下落となった。一部諸国でのロックダウン(都市封鎖)措置や、米経済対策を巡る合意がまとまっていないことを背景に、センチメントが悪化した。米国の新型コロナウイルス新規感染者数は8万9000人を突破し、1日当たりの記録を更新した。

  ストーンXのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「この日の動きは、相場がいかに不安定になり得るかを再確認させるものとなった」と指摘。「ハイテクの決算自体はひどくなかったが、市場は完璧に近い内容を織り込んでいた。ほんのわずかな難点が売り浴びせの長期化をもたらす可能性がある」と述べた。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して上昇。米大統領・議会選などイベントづくしの1週間を控え、月末のポートフォリオ再調整の動きが広がった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の上昇。週間ベースでも値上がりした。ドルは対円で0.1%高の1ドル=104円68銭。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.1648ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。金融市場で大半の資産が売り込まれ、連れ安となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は38セント(1.1%)安の1バレル=35.79ドルで終了。新型コロナ対策でロックダウン(都市封鎖)の再導入が相次いだのが響き、月間ベースでは3月以来の大幅安となった。

  ロンドンICEの北海ブレント12月限は19セント安の37.46ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%高の1オンス=1879.90ドルで終了。月間ベースでは下げて3カ月続落となった。

Dollar Up as Stocks Dive, But Yen Is October’s Star: Inside G-10(抜粋)

Oil Has Worst Month Since March After Covid Surge Hurts Recovery(抜粋)

Gold Trims Monthly Loss With Dollar Steady Ahead of U.S. Vote(抜粋)

©2020 Bloomberg L.P.