(ブルームバーグ): バイデン次期米大統領は24日、アントニー・ブリンケン氏の国務長官への指名など、外交政策の専門家を政権に起用する方針を打ち出した。トランプ政権下の4年間で混乱した国際関係を落ち着かせる狙いがある。

  指名された閣僚候補らはいずれも経験豊富で、バイデン氏と共に国際機関との関係回復という次期政権の目標に取り組むことになる。バイデン氏は気候変動や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)、軍縮など、各国共通の課題に多国間協調路線で取り組むと表明している。

  バイデン氏は「米国が戻ってきたという事実を反映したチームだ」と説明。「撤退ではなく、世界を率いる準備ができている。同盟国を拒絶するのではなく、すぐに敵に立ち向かうことができる。われわれの価値観のために立ち上がる用意がある」と述べた。

  オバマ政権で国務副長官を務めたブリンケン氏は、トランプ政権下で空洞化した国務省の組織を再構築し、米国が国際関係にコミットしていると同盟諸国に安心させる任務を背負う。

  またバイデン氏は、ヒラリー・クリントン氏の最側近の1人だったジェイク・サリバン氏を国家安全保障問題担当の大統領補佐官に、国連大使にはリンダ・トーマス・グリーンフィールド氏をそれぞれ指名した。

  バイデン氏の広報担当者は、経済チームのメンバーを来週発表する予定だとしている。ブルームバーグニュースは、連邦準備制度理事会(FRB)前議長のジャネット・イエレン氏が財務長官に指名される見通しだと報じた。

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