(ブルームバーグ): 中国を除く主要アジア株式市場には10月以降、四半期ベースとしては過去7年で最速のペースで外国人投資家の資金が流入している。新型コロナウイルスワクチンの実用化に向けた明るいニュースなどを受け、世界的にリスク選好ムードが高まっていることが背景。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、アジアの9つの株式市場には10月1日以降、合計で約480億ドル(約5兆200億円)が流入。これは、2013年10−12月(第4四半期)以来の高水準となる。国・地域別では日本が274億ドルで先頭に立ち、インドの92億ドル、韓国の64億ドルと続く。

*Markets included: Japan, India, South Korea, Taiwan, Thailand, Indonesia, Malaysia, Philippines and Vietnam

  ワクチン開発で進展が相次いだことや、米大統領選での民主党バイデン氏の勝利、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の署名などがアジア株に新たな勢いを与えている。

  デイリーFXのストラテジスト、マーガレット・ヤン氏は「投資家が景気敏感セクター選好にポートフォリオを組み替えているため、キャッチアップ・ラリーは続く可能性がある」と指摘。「アジア太平洋地域の新型コロナ感染が比較的抑えられていることも、同地域への投資意欲を高めている」と述べた。

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