(ブルームバーグ): スウェーデン中央銀行は26日、資産購入プログラムの拡大を発表した。新型コロナウイルス危機が従来懸念された以上の打撃を同国経済に与える兆候が表れる中で、予想を上回る拡大で市場を驚かせた。

  中銀は資産購入枠を7000億クローナ(約8兆5700億円)と、これまでの5000億クローナから拡大した。同国大手銀行SEBのエコノミストらは1000億クローナの拡大を予想していた。

  政策金利のレポ金利は市場の予想通りゼロで据え置いた。「今後数年間」ゼロにとどまるとの見通しも示した。

  中銀は「新型コロナのパンデミックが世界経済の動向を引き続き支配している。スウェーデン、諸外国とも今後6カ月の成長見通しは下方修正された。インフレも今後数年にわたり想定よりも若干弱いと見込まれる」と説明した。

  冬に入ったスウェーデンでは感染が拡大し、集中治療室(ICU)の入院患者数が増加、移動制限も強化されている。政府は今後数カ月の経済が当初の想定より厳しくなるとの見通しを示している。

  

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