(ブルームバーグ): ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、年末にかけて販売が大きく回復し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による通期業績への影響が緩和されたと明らかにした。

  VWの発表によると、ディーゼル車排ガス不正問題に関連した一時項目を除く昨年通期の営業利益はおよそ100億ユーロ(約1兆2630億円)で、前年の193億ユーロから減少した。自動車部門のネットキャッシュフローはほぼ半減し、約60億ユーロだった。

  VW最大の市場である中国の需要は堅調で、コロナ禍からの同社回復を後押しした。世界での同社販売台数は930万台と前年比で15%減少したが、さらに大きな打撃を被った競合もあり、市場シェアは小幅に上昇した。

  ブランド別ではVWが収支トントン、高級車部門が利益を押し上げたと広報担当者が電話で述べた。

  VWは2023年までに固定費用を5%削減する計画で、3月末までに労組との合意を目指していると先月明らかにした。部材費は今後2年間で7%減らす見込みだという。

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