(ブルームバーグ): ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)はグリーンシル銀行を閉鎖させ、不正会計の疑いがあるとして捜査当局に告発した。親会社のグリーンシル・キャピタルは破産申請の手続き開始を計画しており、問題は複雑化している。

  BaFinは3日、グリーンシル銀行の一部資産計上に不整合性があったとし、同行の事業を閉鎖させたと明らかにした。この資産はグリーンシル・キャピタルの主要顧客である英実業家サンジーブ・グプタ氏に関連するものだという。ドイツ検察の報道担当者はBafinから刑事告発があったことを認めたが、詳細は控えた。

  ブルームバーグはこれより先に事情に詳しい関係者の話として、BaFinの調査でグリーンシル銀行が架空取引を計上していたことが発覚したと報じていた。

  資産家レックス・グリーンシル氏が率いるサプライチェーン金融グループは、急速に瓦解(がかい)の様相を呈している。同社融資先の弁済能力が懸念され、グリーンシル氏との関係を絶つ投資家が今週相次いだ。グリーンシル・キャピタルは事業売却交渉を保険会社アテネ・ホールディングおよび同社に出資する投資会社アポロ・グローバル・マネジメントと進めつつ、英国で破産申請の手続きを開始する計画だと、事情に詳しい関係者が語った。

グリーンシル・キャピタル、破産申請手続き開始−事業売却交渉も継続

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