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3日の米株式相場は続落。米国債のボラティリティーが再び高まって利回りが急上昇し、株価の圧迫要因となった。投資家の間では株式のバリュエーション伸長が懸念されている。

  銀行株やエネルギー関連銘柄は上昇したが、アップルやアマゾン・ドット・コムといった大手テクノロジー株が大きく下落。ハイテク株中心のナスダック100指数は2.9%下げ、2カ月ぶり安値となった。米経済指標では、新型コロナ禍で陥ったどん底からの回復は緩やかでまだら模様であることが示唆された。

  S&P500種株価指数は前日比1.3%安の3819.72。ダウ工業株30種平均は121.43ドル(0.4%)安の31270.09ドル。ナスダック総合指数は2.7%下げた。

  米国債相場は下落。英国債が大きく売られたことや社債の新規発行を多く控えていることなどが重しとなった。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を4日に控え、取引終盤にかけては安定を取り戻した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.48%。一時は1.5%に接近する場面もあった。債券相場が織り込む5年先のインフレ期待は2008年以来の高水準となっている。

  DAデービッドソンのウェルスマネジメント調査担当ディレクター、ジェームズ・ラガン氏は「ボラティリティーが若干高くなった。これまでも大幅に高まる日があれば、低下する日もあった」と指摘。「金利上昇と、それが一部の割高セクターのバリュエーションにどう影響しているかに引き続き注目が集まっている」と述べた。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して上昇。米国債利回りの上昇が背景。リスク回避の動きで、資源国通貨が値下がりした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%高と、3営業日ぶりの上昇。ドルは対円で0.3%高の1ドル=107円01銭。一時は107円15銭と、昨年7月以来の高値を付けた。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.2063ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに反発。約1週間ぶりの大幅高となった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、米南部を襲った寒波の影響で製油所の稼働停止が続いたのを受け、ガソリン在庫が1990年以来の大幅減少となった。一方、原油在庫は増加した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.53ドル(2.6%)高の1バレル=61.28ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.37ドル高の64.07ドル。

  ニューヨーク金相場は反落。米国債利回りが上昇し、景気回復が意識される中、金の投資妙味が低下した。コメルツ銀行のアナリスト、カルシュテン・フリッチ氏は、利回り上昇とドル高が「このところの金相場には悪い組み合わせ」になっていると述べた。

  金スポットはニューヨーク時間午後2時27分現在、前日比1.4%安の1オンス=1713.74ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、1%安の1715.80ドルで終了。

Treasuries Fall Led by Belly, Gilts; Fed’s Powell Is Ahead(抜粋)

Dollar Rebounds as U.S. Yields Soar, Stocks Drop: Inside G-10(抜粋)

Oil Surges After Record U.S. Fuel Supply Drop From Deep Freeze(抜粋)

Gold Declines as Treasury Yields Rise and ETF Rout Deepens(抜粋)

(相場を更新し、コメントを追加します)

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