面白い本を一人で選び、勝手に表彰 新井賞に海外文学「三つ編み」

面白い本を一人で選び、勝手に表彰 新井賞に海外文学「三つ編み」

 年2回、芥川・直木賞と同日発表される「新井賞」は、書店員の新井見枝香さんが「一番面白かった本を一人で選び、勝手に表彰」する。10回目の今年上半期、受賞作はレティシア・コロンバニ『三つ編み』(齋藤可津子訳、早川書房)。インド、イタリア、カナダと、境遇の全く違う3人の女性が髪でつながる物語だ。本紙書評で斎藤美奈子さんも、「ブラボー♡」と賛辞を贈った。
 がんで出世を断たれるカナダ人弁護士サラに、病を隠して仕事を続け亡くなった上司の姿が重なったという新井さん。「読むのがつらいくらい。ごく個人的な理由です」。〈誰が読んでも面白い〉とか〈読むべきだ〉が決め手ではないのが潔い。
 新井さんは5月に三省堂からHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに。転職後初の新井賞は、花田菜々子店長ら同僚の提案を取り入れて帯を刷新した。「同じ感覚で話せる人。楽しいです」(滝沢文那)=朝日新聞2019年8月17日掲載


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