「社会は表立って表現されることのない苦しみであふれている、その声にならない苦しみに耳を傾けよう」。フランスの社会学者ピエール・ブルデューとその弟子らが、ブルーカラー労働者や農民、失業者などに聞きとり調査をしてまとめた『世界の悲惨』全3巻(藤原書店)が完結した。荒井文雄・櫻本陽一監訳、各5280円。=朝日新聞2020年3月21日掲載