一人で楽しむキャンプが人気で、関連書籍が次々に発売されている。新型コロナウイルスの感染を避けつつ楽しめるのも追い風になっているようだ。

 数年続くキャンプブームの中でも「ソロキャンプ」への注目は2年ほど前からという。ムック本「CAMP LIFE」は、昨年9月に特集したところ6万部が完売。今月発売号も関連の特集で、担当した山と渓谷社の五十嵐雅人さんは「ソロキャンプとつけると反応が大きい」と話す。インスタグラマーを起用した入門書も準備中だ。「寝泊まりなどは自分で完結しながら、仲間と『宴会』をやる人も多い」

 ブームを象徴するのが、ユーチューブでキャンプの様子を配信する芸人のヒロシさん。『ヒロシのソロキャンプ』(学研プラス)は、愛用の道具などを紹介、8月6日刊行から1カ月で3刷6万9千部に。担当者は「本当に楽しめるのかという不安に、『1人でもこんなに楽しいぞ』と答えてくれている」とみる。

 レシピ本の刊行も続く。『リロ氏のソロキャンレシピ』(マキノ出版)はホットサンドメーカーに特化。『ひとりぶんのキャンプごはん』(大泉書店)は、少ない道具や材料で初心者が一つ上のレベルを目指す本。大泉書店の担当者は「道具の進歩もあっておいしいご飯が作れるようになった。かなりニーズはある」と話す。(滝沢文那)=朝日新聞2020年9月16日掲載