新潟県佐渡市の拉致被害者・曽我ひとみさんが1日、小学校で講演しました。児童に伝えたのは「家族の大切さ」です。

曽我さんは2012年から小中学校を中心に講演を行い、これまで5000人以上の子ども達に拉致の体験を話してきました。

拉致被害者・横田めぐみさんの父、滋さんが亡くなってから初めてです。

【曽我ひとみさん】
「新聞やテレビで、その話を聞きましたという人は手を挙げてください。 一目だけでもめぐみさんに会わせてあげたいとずっと思っていたのに、その願いがかなわなくて」

曽我さんは、男たちにあとをつけられ突然、拉致されたことや、北朝鮮で自由を奪われた24年間、一緒にいたはずの母親と今も会えていない辛さを話しました。「家族の大切さ、そして今の幸せに感謝してください」と児童に伝えました。

【小学5年生】
「佐渡でも拉致が起きるのが怖いと思った」
「北朝鮮に、お母さんに感謝の気持ちも伝えらないまま拉致されて、ずっと20年間も離れ離れになっているのが一番悲しかった」
「家族とけんかすることがたまにあるけど、それでも家族に会えているから幸せだと思いました」

最後に曽我さんは、拉致問題に関心を持ち続けるよう呼びかけました。


【曽我ひとみさん】
「今この瞬間にも、日本に帰ることを信じている人がいること。空や海に向かって日本を思い、涙している人がいることを分かって下さい。そして、この問題はまだ解決していません」