日本マクドナルドHDは2月19日、サラ・カサノバ社長(55)が会長に就任し、傘下の日本マクドナルド社長の日色保氏(55)が社長に昇格する人事を発表した。


会長に就くカサノバ氏(左)と新社長の日色氏 ©共同通信社

「新型コロナウイルスの影響で大手外食チェーンが軒並み赤字に転落する中、マックが2月9日に発表した通期決算の営業利益は前年比11.7%増の312億円。全店売上高は約5900億円で、過去最高を記録しました」(経済部記者)

 なぜマックだけが、これほどの好業績だったのか。

「大きく貢献したのが、感染拡大前から取り組んでいたドライブスルーの設置です。国内約2900店舗のうち、半数超の約1500店舗で備えている。特に緊急事態宣言中の昨年4〜5月は売上高の半分をドライブスルーが占めました。加えて、宅配利用への対応も迅速だった。結果、客1人当たりの単価も前年比約17%増となったのです」(同前)

 この数字を受け、マックは意外な行動に出る。2月9日、時短営業した飲食店に自治体から支払われる協力金の申請辞退を発表したのだ。主に直営店が対象で、フランチャイズ店は各店舗の判断に委ねるという。

「日色氏は『経営が厳しい飲食店を支援するという協力金の趣旨に鑑みた』と辞退の理由を説明しました」(マック関係者)