劇場公開だけでなく、NetflixやAmazonなど、アメリカのドラマ、映画、トーク番組、ドキュメンタリーなどを年間100本以上見ている会社員のキャサリン( @Hitomi_forward )さんが、「 同時視聴祭り! 」で心に刺さったという『マッドマックス 怒りのデス・ロード』回を振り返る。


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

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 人と会うことがリスクとなってしまった2020年も4か月が過ぎた。先日Twitterで流れてきた英語圏のものと思われる書店の張り紙の写真には「ポスト終末論の作品は時事問題の棚へ移動しました」とあり、これまではジョークと捉えられたものも、ちょっと笑えないなと感じる日々だ。

 何より映画が大好きな筆者にとっては、映画館の行く末が心配でならない。いわゆる3密の場となり得る映画館。緊急事態宣言を受けて映画館が軒並み休館になった際に、映画館で働く友人が、今まで当たり前のようにしてきた「映画を上映するということ」ができない寂しさを語っていた。

 この「当たり前が当たり前ではなくなった」という事の辛さが、失ったときにこそより強く感じられることは、皮肉にも多くの映画で描かれてきたからこそなおのこと悲しい。今回、映画好きとして、もちろんクラウドファンディングや署名活動に参加して支えることはできるが、それ以上に長期的に貢献できる事って何だろうと考え、ささやかながら少しでも映画ファンが増えればと、あることをコロナ禍をきっかけに再開することにした。それが映画のオンライン同時視聴だ。

監督自ら参戦! 増えるオンライン同時視聴

 オンライン同時視聴は、国内外でSNSを通してちらほら開催されている。オンラインミーティングアプリZoomを使って友人同士で小規模で行うものもあれば、配給会社が主催し各自自宅のテレビで観ながらTwitterで実況する場合もある。アメリカでは先日『アベンジャーズ/エンドゲーム』の同時視聴パーティを監督のルッソ兄弟が主催し、出演者の一人であるロバート・ダウニー・Jrが参加する一幕も。Netflixでも新作の出演者や監督がNetflix公式と一緒に開催している。

 今回筆者はDiscordというアプリを使った「同時視聴祭り!」を再開することにした。実は諸事情で数か月間、開催を止めていたのだが、現在までに計10回行っている。