新型コロナウイルスによる重度の肺炎を患い入院中だった志村けん(70)が、3月29日夜11時過ぎに逝去したことが分かった。亡くなる直前の3月27日、志村の実兄・志村知之氏(73)が「週刊文春デジタル」の取材に応じていた。

◆ ◆ ◆

「陽性だと聞いて、心配でしょうがない……。映画(『キネマの神様』)を降板したというのも知り、けんは出演を楽しみにしていたから」

 3月27日、「週刊文春デジタル」の取材にそう語るのは、志村けん(70)の実兄・志村知之氏(73)だ。

 世界中で新型コロナウイルス感染が拡大する中、激震が走ったのは3月25日だった。所属事務所のイザワオフィスが志村の新型コロナウイルス陽性と入院を公表。重度の肺炎を患い、ICU(集中治療室)で治療を受けているという。


志村けん ©時事通信社

倦怠感、発熱や呼吸困難の症状が

 所属事務所によると、志村は3月17日に倦怠感を覚え、自宅療養。19日に発熱や呼吸困難の症状が現れたため、20日に主治医の診断を受けた結果、医師の判断で港区の病院に搬送され、緊急入院した。重度の肺炎と診断され、23日に新型コロナウイルス検査で陽性と判明。24日に行われた保健所の調査で濃厚接触者の特定は終了しているが、感染経路は不明だという。24日午後には、人工心肺をつけるため別の病院に転院した。

 人気タレントの志村はレギュラー番組「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)、「志村でナイト」(フジテレビ系)に加え、多くの仕事を抱えていた。3月30日から始まるNHK連続テレビ小説「エール」には音楽家役で出演予定。初の主演映画「キネマの神様」の撮影も4月上旬に控えていたが、所属事務所は26日に志村の降板を発表した。

 志村と言えば趣味のガールズバー通いが有名。不摂生と多忙な日々が続いていた。