Q 幹事長、政調会長、総務会長って、何をする人?

 自民党の新しい人事が発表されましたが、幹事長、政調会長、総務会長が「党三役」といわれているのを知りました。この人たちは何をしている人なんでしょうか。大臣はしばしばかわりますが、この人たちはどのくらいの周期でかわるのでしょうか?(10代・男性・学生)


9月15日、自民党の臨時総務会で拳を合わせる(左から)山口泰明選対委員長、佐藤勉総務会長、菅義偉総裁、二階俊博幹事長、下村博文政調会長 ©AFLO

A 党を動かす一番“エライ”人たちです

 自民党の人事も内閣の大幅な改造のときに合わせて交代しますが、二階幹事長のような実力者だと、代わらないで継続することが多いですね。

 幹事長は自民党のナンバー2です。事務局長という役回りですね。ナンバー1は総裁。総裁は総理大臣である場合が多いですから、総理官邸にいます。自民党本部の留守を預かるのが幹事長。つまり自民党本部で一番“エライ”のです。

 2018年の自民党の総収入は263億円。これだけ巨額の資金を管理し、支出先を決めることができるのが幹事長であり、選挙のときに自民党公認を決める上でも大きな力を発揮します。二階さんが幹事長の座に執着した理由がわかりますね。

 政調会長とは「政務調査会長」の略。自民党としてどのような政策を打ち出すかを取りまとめる責任者です。まとまった方針を内閣に伝え、予算案に反映させようとしています。

 総務会長は自民党総務会のトップ。総務会は自民党の最高意思決定機関です。自民党として重要な政策方針などを打ち出す際、ここで承認を得なければなりません。結局、ここも実力者が就くのです。

(池上 彰)