強制わいせつ問題で立憲民主党を離党し、無所属となった初鹿明博衆院議員が10月22日、衆議院に辞職願を提出した。初鹿議員の問題を最初に報じた「週刊文春」2017年11月9日号の記事を再公開する。なお、記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のまま。

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「まっとうな政治。」を訴えて、衆院選で55議席を獲得し、野党第一党に躍進した立憲民主党。だが、さっそく新人議員がセクハラ問題で党員資格停止を受け、「リベラル」の看板に曇りが生じている。そして、結党メンバーの一人にも重大疑惑が浮かび上がった。

「言葉にするのもためらわれる行動に……」

「先生はタクシーで彼女と2人になると豹変し、いきなりキスを迫ってきたそうです。そして、言葉にするのもためらわれる行動に出たのです」

「週刊文春」記者に、怒りを込めてこう語るのは、立憲民主党の初鹿明博衆院議員(48)から性暴力を受けた被害女性の友人Aさんだ。


書類送検された初鹿明博

「自分たちに甘いと言われても仕方ない」

 立憲民主党が揺れている。同党は、「まっとうな政治。」をスローガンに、衆院選で55議席を獲得し野党第一党に躍り出た。

 だが、「週刊文春」は2017年11月2日号で、初当選した青山雅幸氏のセクハラ疑惑を報じた。青山氏の元秘書が、詳細なメモなどを元に、抱きしめられたり、キスを迫られたことを証言したのだ。

「週刊文春」報道を受け、福山哲郎幹事長は、次のように語り、青山氏の党員資格停止処分を発表した。

「性暴力の根絶を求めるわが党で、セクハラで女性を傷つけるような状況が発生していることは甚だ遺憾」

 政治部記者が語る。

「会派入りを認めない措置を取りましたが、年明けの通常国会では会派に入れるといわれています。青山氏と枝野幸男代表は東北大学の同じサークル出身です。もともと青山氏のセクハラは、地元静岡の関係者に聞けばわかる有名な話で、さらなる問題行為もあると言われています。『国家権力を憲法で制限する』と立憲主義を掲げるわりに、自分たちには甘いと言われても仕方ないでしょう」

 だが実は、立憲民主党には、もう1人、女性に対し強制わいせつに及んだ疑惑をかけられている議員がいる。冒頭の初鹿氏だ。