奥川、佐々木がもったいない……U-18野球W杯、惨敗の原因は監督の“迷采配”

 優勝を期してU-18野球W杯に臨んだ日本代表は、5位という惨敗に終わった。

 奥川恭伸(星稜)が18三振を奪ったカナダ戦の7回裏。2対1とリードした攻撃中、飯塚脩人(習志野)がブルペンで投球練習していた佐々木朗希(大船渡)に歩み寄り、こう告げた。

「この回、点数が入ったらオレだって」


韓国戦の初回、佐々木に声をかける永田監督(右) ©共同通信社

 つまり最少失点差のままなら佐々木、点差に余裕が生まれれば飯塚というのが、永田裕治監督の指示だった。幾度もベンチとブルペンを行き来していた令和の怪物は、飯塚の言葉を聞くなり、パイプ椅子に深く腰を下ろした。

「投げるつもりで準備していた。(5対1となったから登板がなかった?)はい、そうだと思います」(佐々木)

 疑問に思ったのは決勝進出に向け、最も重要な韓国戦の先発が予想された佐々木を、その前日にブルペンで待機させる必要があったのか、ということだ。

 100球近い球数を投げた結果、血マメの再発という最悪の事態を招いてしまう。佐々木は韓国戦に先発するも、わずか1回、19球でマウンドを降りた。

 こうした場当たり的な投手起用のみならず、日本の敗因は挙げたらキリがない。

 無死で走者が出れば、ワンパターンに送りバントを試み拙攻を繰り返す。台湾戦では先発が予想できたエース左腕に対し左打者を6人も並べ、5回降雨コールドとはいえヒットはわずか2本、1対3で敗れた。


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