コロナ禍による減収に見舞われ、優勝の可能性がほぼゼロになった時点でベテラン勢の“リストラ”を始めた阪神タイガース。球界最年長の福留孝介外野手(43)にも白羽の矢を立てた。

 今年の推定年俸は1億3000万円と高額ながら、出場43試合で打率.154、1本塁打(10月26日現在)という成績では仕方ないとも言えるが……。

「かつて、谷本修・副社長兼球団本部長は“将来の指導者”として高く評価していました。それでも首を切った理由には、9月にチームの内規を超える人数で会食を開いたことへの“懲罰”的な面はある。さらに、選手たちが矢野燿大監督やコーチ陣よりも福留を慕っており、それを球団幹部が苦々しく思っていたという裏事情もあります」(スポーツ紙デスク)


現在まで日米通算2407安打の福留 ©共同通信社

 中日からメジャーを経た後、阪神に入団してから早8年の月日が流れた。

「中日では3度のリーグ優勝、1度の日本一の立役者となり、メジャーでは挫折も味わった。厳しい世界に身を置いた経験に基づくメンタル面のアドバイスは若虎に刺さっており、技術面でも打撃、守備、走塁を問わず教え上手。今季も不調に陥った近本光司やボーアら左打者が助言を求め、すぐ結果を出していた。一方、怠慢プレーでミスをすれば叱り飛ばす。野球以外のことでも親身になって相談に乗る“親分肌”の福留に、感謝している選手は多いですよ」(球団関係者)