洋菓子のような甘いニオイ


猫から不思議と「甘いニオイ」を感じることはありませんか? それはまるでスイーツを連想させたり、お日様のようなニオイだったりと、いずれにしても飼い主さんにとって愛しいニオイでしょう。今回は、愛猫から感じる「甘いニオイ」の正体について解説します。
愛猫のニオイを嗅いで、パンケーキなどの洋菓子をイメージする飼い主さんが多いようです。洋菓子はバターや牛乳を使っていますが、それらは牛からとったもの。猫の体にも似たような動物性脂質やたんぱく質の成分があるため、甘いニオイの元になっていると考えられています。

ひなたぼっこでお日様のニオイに


日中、窓際でひなたぼっこをする猫からはお日様のニオイがします。日光浴中は、とくに香ばしいニオイが増すようです。これは、動物の毛の、温まるとニオイが強くなる性質によるため。日光で温められた猫の被毛もニオイが際立つのです。

柔軟剤の香りが移ったから


1cm四方につき平均600本の毛が密集している猫の被毛。この被毛はニオイを取り込みやすい性質があるため、猫がいた場所のニオイがすることがあります。猫から柔軟剤などのニオイがするなら、取り込んだ洗濯物の上にいたのかもしれませんね。

飼い主さんのニオイが付いた


飼い主さんが愛猫の体をなでるときに、手についていたハンドクリームなどのニオイが猫の被毛に付くことがあります。「最近、猫にシャンプーしていないのに石鹸の香りがする」というのも、人から猫に移ったニオイなのかもしれません。

動物特有の“けもの臭”がしない


汗が肌の雑菌に分解されたときに発生するのが体臭です。その体臭は、いわゆる“けもの臭”とよばれるもので、肉球と鼻以外に汗をかかない猫はそのニオイがしません。それに加え、猫は体にニオイが付いても、毛づくろいをして除去することができます。
猫は唾液を利用して毛づくろいを行いますが、唾液自体は基本的に無臭。さらに、猫の唾液には消臭の役割をするような成分も含まれています。猫は犬などの動物と比べて体臭が少ないので、甘いニオイが際立つのかもしれませんね。

愛猫のニオイは、飼い主さんにとって精神安定剤のような役割をすることもあるようです。疲れているときやイライラしたときに愛猫のニオイを嗅ぐと、今まで過ごした幸せな記憶がよみがえるからだそうですよ。ストレスがたまっているときに試してみてはいかがでしょうか?

参考/「ねこのきもち」2015年7月号『見た目も香りもまるでスイーツ!?猫ってなんで“甘い”ニオイがするんだろう…』(監修:哺乳動物学者 川崎市環境影響評価審議会委員 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。