愛猫が怖い思いをしていたら、いち早く気付いてあげたいですよね。今回は、猫が「怖い」と思ったときによく見せるサインを5つご紹介! それぞれのサインに隠れた気持ちなども詳しく解説します。

「怖い」のサイン1 視線をそらす


「負けを認めて怯えています」
猫が視線をそらすのは、負けを認めたサイン。攻撃をしないからもうやめて、という気持ちです。飼い主さんが叱ると、猫が視線をそらすことがあり「気まずそうでかわいい」などと思いがちですが、怯えているのでやめてあげて。

「怖い」のサイン2 イヤなことがあったあとに毛づくろいをする


「気分を落ち着かせようとしています」
通常の毛づくろいはゆったりと行いますが、「怖い」サインの毛づくろいは小刻みに、早い動きでするのが特徴。怖いものや苦手なものから逃げたあと、あらためて自分のニオイを自身の体に上塗りし、気持ちを落ち着かせるために行います。

「怖い」のサイン3 低い姿勢で体を強張らせる


「"逃げ"の姿勢で縮こまっています」
とても怖くて、逃げたい気持ちでいっぱいのときに見せるサインです。小さく見せるためにできるだけ姿勢を低くし、すぐにでも逃げ出せる体勢で相手の様子をうかがっています。
このサインは、病気のサインの可能性も! 縮こまってじっとするのは、病気のとき痛い部分を隠すために猫が見せるしぐさです。とくに怖がることがないのに猫が部屋の隅で縮こまっていたり、ふだんは出てくる猫がハウスでじっと動かなかったりする場合は、病気を疑って。動物病院で受診しましょう。

「怖い」のサイン4 しっぽを体に沿わせる


「体を小さく見せつつしっぽの位置を確認」
無防備なしっぽへの攻撃を防ごうとする、プチ警戒サインです。体を小さく見せるとともに、自身の体に沿わせることでしっぽの位置を確認しています。同時に肛門まわりをしっぽで覆ってニオイを消し、敵から身を守る効果も。

「怖い」のサイン5 シャーと声を出す・うなる


「防御の最終手段として威嚇しています」
攻撃的な行動と思いがちですが、怯えた猫が防御のために「これ以上来ないで!」と威嚇しています。防御の最終手段でもあり、それでも相手が迫ってくる場合、隙をつくって逃げるために噛む・引っかくなどの攻撃に転じることも。

ちなみに「イヤ」のサインでは… しっぽを床に叩きつけます


「不満を感じ、イライラ!」
不満に感じているときの「イヤ」のサイン。苛立ちを解消するために繰り返し行うほか、相手に不満をアピールするために、気付かせようとしている説も。苛立ちが募るほどしっぽを大きく上下に動かして、音を立てるほど勢いよく床に叩きつけます。

いかがだったでしょうか? 心当たりのあるサインはありましたか? これらのサインが見られたら、無理にかまおうとするのはNG。基本的には猫から離れてそっとしておき、可能であれば原因となる怖いものを取り除いてあげましょう。必要なお手入れなど、猫が苦手でもやらざるを得ないことは、できるだけ短時間ですませる工夫をしましょう。

参考/「ねこのきもち」2019年5月号『ポジティブ・ネガティブサインを読み取ろう 愛猫は今YES or NO?』(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺 温先生)
文/Betty
撮影/尾﨑たまき
※この記事で使用している画像は2019年5月号「ポジティブ・ネガティブサインを読み取ろう 愛猫は今YES or NO?」で撮影したものです。