【千葉三越閉店】西銀座商店街、歩行者楽しめる空間へ 構想も再開発は長期化か

【千葉三越閉店】西銀座商店街、歩行者楽しめる空間へ 構想も再開発は長期化か



 千葉駅前で33年間、老舗百貨店の看板を掲げてきた三越千葉店(千葉市中央区富士見2)が20日夜、その看板を下ろした。市中心市街地では、昨年11月に閉店した千葉パルコに続く大型商業施設の撤退。駅周辺で進む再開発の波は、活性化が求められる他のエリアへ広がるのか。三越周辺は「歩行者が楽しめる空間」に生まれ変わろうとする動きがある。



 三越があった西銀座商店街は、千葉駅東口から伸びる駅前大通りとJRや京成の高架の間に位置し、街の玄関口として駅から人の流れをつくる重要エリア。小規模ビルが集まり駅前一等地の商業地区として古くから栄えてきた一方で、建物の老朽化が進む。



 ◆車両を排除



 駅から近く人通りは多いが、狭い道路に出入りする車両も多い。歩行者のすぐ脇にトラックが止まり、荷下ろしする光景もしばしば。「歩行者が楽しめる西銀座になれば」。市中央地区商店街協議会の高橋正彦会長は、歩行者空間をキーワードに同エリアの将来像を描く。



 案の一つが、エリア内から車両を排除して駅前大通りに車が通る地下道を設け、地上は小さなビルを集約させる構想。「ビルの間を歩道にし、自由に歩いたり買い物ができる空間になれば魅力あるエリアになるのでは」と期待を込める。



 また「買い物する場所という視点を変えることも大事」とも。市が策定した活性化グランドデザインでも一帯について、地下駐車場の整備や小規模イベント広場の分散配置をイメージする。安全にまち歩きを楽しめる空間づくりへ、エリアの方向性は見えている。



 ◆地元で勉強会



 西銀座再開発の鍵を握るのが、三越が入っていたビルなどを所有する塚本総業。粟生雄四郎副社長は「三越閉店後の店舗跡地はすぐ壊すのではなく、どこかに使ってもらう。できるだけ早くテナントを入れたい」と現状を説明し、再開発にも意欲的だ。



 「5月の連休明け以降、西銀座商店街振興組合の幹事会社のうち5社程度で勉強会を立ち上げたい。今月末に設計会社に再開発の案を出してもらい、行政や地権者と話をして地元のコンセンサス(合意)を作っていく」。ただ、30社を超える権利調整が必要で「時間をかけてやりたい」と長期化を示唆する。



 西銀座で最も駅寄りの地区では、再開発ビルが2022年6月に完成予定。西銀座が一体となって再開発を進めれば、エリア全体の価値向上が見込まれる。その機会を逃してはならない。

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