昨年9月の台風15号で被災し行き場を失っていた八街市産の落花生を引き取り加工した「冷凍ゆで落花生」が、東金市田間の道の駅「みのりの郷東金」で売られている。生のシーズンが終わったこの時期でも旬の味を楽しんでもらおうと、昨年12月から販売を始め話題を呼んでいる。売り上げの一部は被災者支援として県に寄付するという。

 同道の駅によると、台風15号が去った翌朝、従来から取引していた八街市の生産者「生形商店」の従業員から「収穫したばかりの落花生を無料でもいいからもらってほしい」と電話が入った。話を聞くと、停電で冷蔵庫と冷凍庫が停止し、大量の生落花生が廃棄される危機に直面しているといい、同道の駅は二つ返事で受け入れを承諾。ミカン箱4箱分もの「おおまさり」がその日のうちに運ばれてきた。

 当時は朝どれ落花生などが店頭にあったため、シーズン後に販売することに。1%の塩水でゆでるだけのシンプルなレシピで加工した落花生を袋詰めして瞬間冷凍して保管。昨年12月1日に販売を始めた。1袋200グラム入りで税込み650円。自然解凍や湯通しして“旬の味”を楽しめる。

 販売予定は110袋。売上げの一部を県の「がんばろう!千葉 千葉県災害義援金」に寄付するという。同道の駅担当者は「素早く塩ゆでして瞬間冷凍したのでうまみが閉じ込められている。復興にもつながるのでぜひ手に取って」と呼び掛けている。問い合わせは同道の駅(電話)0475(53)3615。