新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中国湖北省武漢市から帰国し、勝浦市のホテルに一時的に滞在している176人全員の再検査が11日に行われた。検体は2カ所の検査機関に搬送。12日に結果が判明する見込みで、陰性が確認されれば同日中にも帰宅を認める。

 検査担当は国立感染症研究所や民間病院の医師、看護師、臨床検査技師ら26人。午前6時すぎからホテルに集まり、検査資材などを運び込んだ。採血担当の6班と咽頭の粘液を採取する3班に分かれ、午前9時半から滞在者の部屋を訪ねて健康をチェックした上で検体を採取。採取は午後4時半すぎに完了した。担当者が車で国立感染症研と県衛生研究所に持ち込んだ。12日午後に結果が判明見込みで、厚生労働省が作成した通知書を渡して伝える。

 30人ほどが、陰性なら12日中の退出を希望しているという。多くの滞在者は13日朝に帰路に就く。帰宅手段は国がバスを用意する。

◆新たに1人感染

 千葉県と厚生労働省は11日、同ホテルに滞在中の7日に発熱して県内病院に入院した50代男性の同ウイルス感染が判明したと発表した。ホテルでは個室にいた。検査で2回陰性が続いたが、10日に陽性となった。