マウンドに種市、二木、岩下が上がった。メイン球場で打撃投手役を務めたのは、井口資仁監督が期待を込める3人の若手投手だった。21歳の種市が昨年8勝。24歳の二木が7勝で、23歳の岩下が5勝。今季は3人とも2桁勝利の期待がかかる。

 「3人には今年、期待をしている。この右投手の3人にローテでまわってもらわないと困る」

 2019年のシーズンは3人の可能性に期待をして1軍の舞台で起用をしてきた。疲れが見え始めても、厳しい状況下でも、将来的な期待を込めてこの3投手を先発で起用した。それは二木、岩下、種市の3投手に大きな可能性を感じているから。場数を踏ませ、経験を積ませることでさらなる成長を遂げると信じて送り出した。

 勝った喜びを味わったが、時には悔しさも味わった。二木はAクラスかどうかが決まるという最終戦で登板し負け投手になった。岩下も夏場の大事な時期にけがで長期離脱を余儀なくされた。種市は一昨年、2軍落ちを通告され悔しさのあまり人目をはばからず、井口監督の前で涙をこぼした。3人の悔しい想いと今年に懸ける意気込みを知るからこそ期待し、起用をしている。

 「これからは練習試合が続く。打者との駆け引きをしっかりと考え、課題をもって開幕に向かってもらいたい。結果を出してもらいたい」

 いよいよ石垣島での春季キャンプは13日で打ち上げ。14日からは沖縄本島での練習試合が組まれている。もちろん、種市、二木、岩下はここからの実戦の中で結果を出し状態を上げていくことが求められていく。悔しさをバネに若者がどのような成長した姿をマウンドで見せてくれるのか。指揮官は期待を込めて送り出す。

 (千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)