昨秋に相次いだ台風と豪雨への千葉県の対応を巡り、外部有識者会議の検証を踏まえた県の最終報告書がまとまり、24日、森田健作知事に提出された。報告書は初動の遅れに改めて言及。受け取った森田知事は書面で「私自身の行動を含めた県の対応への指摘を踏まえ、改善に取り組む」とコメントした。

 昨年11月から4回行った有識者会議での委員の意見を反映した180ページの報告書は、甚大な住宅被害や長期停電が生じた中で県と市町村の連絡不足が指摘されたことから、県が現地に派遣する情報連絡員の役割を明記。迅速な対応ができるよう県職員の担当市町村をあらかじめ決め、市町村職員と顔の見える関係を築くよう求めた。

 房総半島台風(台風15号)が千葉県に上陸した昨年9月9日に、森田知事が県庁ではなく公舎で待機したことは「望ましくなかった」と指摘している。

 県が市町村に連絡員の役割を説明する会合を開くなど既に取り組んでいる改善策も記載。災害時に対応の空振りを恐れずに行動する「プロアクティブの原則」を徹底するため、地域防災計画への記載も検討する。