新型コロナウイルスの感染拡大で、東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期が決まったことを受け、大会組織委員会は25日、新たな計画の策定に向け、再スタートの対策本部を立ち上げる方針を固めた。当面の焦点は「遅くとも2021年夏」とされた新しい会期をどう設定するかだ。計8競技の会場となる千葉県の森田健作知事は「やむを得ない」と延期に理解を示した上で、大会成功に向けた仕切り直しに意欲。千葉市の熊谷俊人市長も「延期による影響を最小化するよう全力を尽くす」とした。7月に県内で予定されていた聖火ランナーのリレーも延期される。

 森田知事は25日、「皆さんが喜んで、楽しめるオリンピックにするためにもやむを得ない措置」と延期に理解を示した上で「国も大会組織委も必死に対応している。成功させるために千葉県も頑張らなければ」と仕切り直しに前向き。

 ただ、計7競技会場の幕張メッセ(千葉市美浜区)については「来年も(イベント中止を)お願いするのは大変。国と組織委にもケアをしっかりとお願いしたい」と強調。延期に伴う経費膨張もまず国や組織委に負担を求める考えを示した。

 森田知事の3期目の任期は来春で満了。延期された五輪・パラを引き続き知事として迎えたいかを問われると「気持ちとしてはあるが、まずは県内8競技成功への道筋を付けることが第一。自分のことは二の次」と述べるにとどめた。