新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、千葉など4県が今週末、都内への移動を自粛するよう要請した。感染者が爆発的に増える「オーバーシュート」を回避するための異例の一斉要請。都市部の千葉県民は「当然の判断」「仕方ない」など理解を示す一方で、「仕事に影響が出る」「自粛が長引きストレスがたまる」など困惑の声も上がった。

 柏駅を利用する高校2年の女子生徒(17)=柏市=は「都内に遊びに行くことが多かったので残念。感染が拡大してから行動を自粛して意味があるのか」と首をかしげた。

 都内で働く男性会社員(39)=同市=は「仕方ないと思う半面、仕事も休めない中で自粛しろと言われても。すぐには対応ができない」と困った様子。

 都内に勤務する千葉市中央区の男性会社員(63)は「外出自粛は当然の判断」とした上で「早い対応とは思えない。今は時差出勤しているが、自粛期間が延びると仕事への影響も出かねない」と眉をひそめた。

 「やることが制限されていくのはつらい」と吐露するのは同市花見川区の女性会社員(35)。「県内各地でも自粛の動きが広がっている中で、さらに行動に制限がかかるとストレスがたまる。被害拡大防止とはいえ、急に言われても」と不満を口にした。

 同市中央区の男子大学生(23)も「今週末、都内に遊びに行く予定だった。自粛の動きが広がってきて、休みなのに何もできない」と戸惑った様子。

 都内の会社に勤める神崎町の金子正志さん(63)は「感染拡大を考えると要請は仕方ないが、取引先との関係があるので完全なテレワークは難しい」と困惑した様子だった。