新型コロナウイルスの対応に当たる千葉県職員の残業時間が、4、5月に最も多い人で月約200時間に達していたことが分かった。過労死の危険性が高まる「過労死ライン」の月100時間(単月目安)の2倍となる。2カ月平均での過労死ライン目安(月80時間)超えを含め、少なくとも11人が過労死ラインを超えた。県が26日、県議会の総務防災常任委員会で答弁した。

 県総務課によると、該当職員は、感染者増を受けて3月26日に県が設置した「新型コロナウイルス感染症対策本部」で、感染者のデータの分析をする業務や軽症者向けホテル療養の調整に当たっていた。

 4月は7人、5月は3人が単月の過労死ラインを超え、2カ月の平均で80時間を超えた職員も9人に上る。重複した分を除くと11人が同ラインに達した。県は時間外労働の上限を月45時間としており「特定職員に業務が殺到しないよう配慮したい」としている。

 4、5月は新型コロナの緊急事態宣言が出ていた。県は感染者が減少していることを踏まえ、現行139人態勢の対策本部を来月1日から40〜50人程度に減らして再編する。