千葉ロッテは23〜28日にZOZOマリンスタジアムで行われた対オリックス6連戦を全勝した。セ・リーグと比べて本拠地が全国に分散するパは、移動による新型コロナウイルス感染のリスクを減らすため同一カード6連戦を8月下旬まで導入。1週間同じ相手と戦い続ける異例日程が始まった中、ロッテはリリーフ陣の働きが珠玉だった。

 コロナ禍で開幕が遅れた影響で、6月19日から11月上旬まで一気に120試合をこなす過密日程が今季のプロ野球の特徴だ。井口監督は「先発が球数を放れない状況」と、シーズン後半の疲労を考慮して先発投手の球数を制限する方針を明かしている。例年より完投が大きく減りそうな状況の中、勝敗の鍵を握るのは負担が大きくなる中継ぎとなる。

 オリックス6連戦では先発投手はいずれも最長で7回とイニングを抑えた。全勝できたのは、6戦でわずか4失点だったリリーフ陣の働きが大きかったからだ。25日の岩下は一回から安定していたが、球数が80球に達した六回途中に降板。以降は中継ぎ4人で細かくつなぎ、無失点リレーを完成させた。

 ブルペンに疲労を蓄積させない首脳陣の采配も目立った。6連戦で連投したのは23、24日のハーマン、26、27日の益田、27、28日のジャクソンの3人のみ。カード最終日の28日。2連投中だった抑えの益田は当初から登板予定がなく、ジャクソンが移籍後初セーブを挙げた。今後も“代役守護神”の採用回数は増えそうだ。

 6連戦は全敗すれば一気に不利となる危険もはらむ。ロッテはホーム球団に有利な本拠地球場では全勝できたが、30日から始まる楽天との仙台6連戦はどうか。井口監督は28日に「来週も良い形でスタートしたい」と見据えた。

◆対オリックス6連戦のスコアとバッテリー

6月23日 6x―5
 二木、東條、ハーマン、ジャクソン、田中―田村
24日 6―4
 小島、小野、チェン、ハーマン、益田―田村
25日 5―0
 岩下、東條、石崎、田中、中村稔―柿沼、佐藤
26日 6―5
 石川、小野、益田―田村、柿沼、佐藤
27日 2x―1
 種市、ジャクソン、益田、ハーマン―柿沼、田村
28日 6―5
 美馬、小野、東條、ジャクソン―田村