働いていた動物園から象牙や動物の歯などを持ち出し、密かに輸出しようとしたとして元動物園飼育員のラオス人の男が14日逮捕されました。関税法違反の疑いで逮捕されたのはラオス国籍で静岡県裾野市に住む無職、ラム・オウン・コウンサーワント容疑者(27)です。

 成田税関などによりますとコウンサーワント容疑者は去年7月ラオスへ向けて成田空港から出国する際、アフリカゾウの牙やチーターの歯、シカの角や骨など、200点以上をスーツケース2点とリュックサックに入れて密輸出しようとした疑いが持たれています。預け入れ手荷物のX線検査などを行う警備会社から「荷物に変な影がある」と航空会社に通報があり、事件が発覚したということです。

 コウンサーワント容疑者は2015年12月から去年7月まで、静岡県裾野市の富士サファリパークで飼育員として働いており、埋葬された象から象牙を掘り起こし、園内にあった動物の歯や角などと一緒に持ち出したとされています。税関の調べに対しコウンサーワント容疑者は「許可されないことがわかっていたので申請しなかった。自分の家に飾ったり友人に売ったりするつもりだった」などと話しているということです。
 警察は14日コウンサーワント容疑者を逮捕し、動機や目的について詳しく調べています。