我孫子市の杉村楚人冠記念館では今、楚人冠と明治の禅僧・釈宗演を中心に禅にかかわる人々の交流を紹介する企画展が開かれています。

 杉村楚人冠は、明治末期から昭和前期の東京朝日新聞で活躍したジャーナリストです。関東大震災の後、我孫子市に転居し、以後、手賀沼の景観保護活動に取り組むなど、観光地としての我孫子の発展に尽くしました。現在は楚人冠邸をそのまま、記念館としています。

 今回の企画展は、楚人冠が「禅」の指導を受けた明治時代の禅僧、円覚寺管長・釈宗演との交流などを紹介するものです。宗演は海外での「禅」普及の先駆者として知られますが、展示では弟子の鈴木大拙、先崎如幻、それに夏目漱石らとの交流を示す書簡などを中心に数多くの資料が展示されています。  
 企画展「禅が結んだ人々〜釈宗演と楚人冠の周辺〜」は5月10日まで開催されています。