松戸市に住むベトナム国籍の当時小学3年生の女の子が殺害された事件が、26日で3年となり、地元の市長が自宅を訪れ追悼しました。ベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさんが暮らしていた住宅を26日朝、松戸市の本郷谷健次市長が訪れ、笑顔のリンさんの写真が飾られた祭壇に向かって静かに手を合わせました。

 リンさんが殺害され、我孫子市の排水路脇で遺体で見つかってから26日で丸3年。本来であればことし、友達と一緒に小学校を卒業するはずでした。大好きだったピンクの花がたくさん手向けられた祭壇には、3月13日に父親が代わりに受け取った“卒業証書”がありました。「あなたはみんなの心のなかで共に過ごし小学校を卒業したのでこれを証します」。

 卒業証書をみた父親のレェ・アイン・ハオさんは、先生たちの想いに感謝した一方で「リンちゃんがみなさんの心のなかにいると言ったんですよ。こんな状況で卒業証書をもらって自分としてとってもつらいですね。早く裁判の判決を出してほしい、早くリンちゃん殺害した犯人に対して死刑判決をお願いしたいです」と述べました。松戸市の本郷谷健次市長は「市民みんなの気持ちを常に喚起してですね、風化させずに知っていくことが1番大事なことかと思っています」とコメントしています。

 千葉地裁は一昨年、殺人などの罪に問われた当時の保護者会会長の澁谷恭正被告に無期懲役の判決を言い渡しましたが、死刑を求刑した検察側、一方無罪を主張した弁護側双方が控訴していて、現在も東京高裁で控訴審が続いています。