去年10月の豪雨で甚大な浸水被害が出た一宮川の、上流域と支川の浸水対策を検討する会議の初会合が、29日、千葉市内で開かれました。

 一宮川は、過去30年間で4度の浸水被害があり、去年10月の豪雨では約4千戸の家屋が被害に遭いました。
 千葉県は、一宮川の中流域と下流域については、第二調整池の増設など対策事業を進めていますが、上流域と支川の事業計画はありませんでした。
 そのため検討会では、県の担当者や学識経験者のほか、茂原市や長柄町、それに長南町の地元3市町も参加し、今後、どのような浸水対策を進めるか、地域での合意形成を目指します。

 座長に選ばれた、東京大学生産技術研究所の加藤孝明教授は、「一宮川は流域が狭いため、すべての人が当事者意識を持ち、立場の違いを共有した上で深い議論ができる」と、検討会の成果を期待しました。
 検討会は今後、現場視察の結果や全国の河川の具体的な事例などを踏まえ、年内にも対策案をまとめるよう、目指します。