否決前提に市長コラム 近江八幡市庁舎条例案

 近江八幡市が現庁舎敷地内で計画する新庁舎整備に関し、費用が高額だと反対する市民団体「市民が考える庁舎の会」は三日、八月一日発行の市広報紙を問題視する声明を発表した。広報紙は、計画の是非を問う住民投票条例案の否決を前提とした冨士谷英正市長のコラムを掲載。市議会での議決前に一部の市民の目に触れていた。
 市秘書広報課によると、月二回発行する広報紙は、発行日までに各家庭に届くよう、三日前に市内十学区のコミュニティセンターに送り、自治会長らに配布される。八月一日号は休日の関係で、七月二十八日に届けられたが、その日は条例案の審議日だった。
 庁舎の会は、議決結果を待たずにコラムを書き、印刷も済ませるのは議会軽視だとして冨士谷市長を批判。小西理代表は、「民主主義の根っこに関わる問題」と語った。
 今井良治秘書広報課長は、早期に配布差し止め指示を出すべきだったとした上で、「予定稿として、内容に問題はない」と説明。庁舎の会が問題視する冨士谷市長の政治姿勢については「庁舎の会から声明文を受け取っていないのでコメントできない」としている。

 (小原健太)

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