重要ポスト、地元が喜びの声 野田氏入閣

重要ポスト、地元が喜びの声  野田氏入閣

 三日の内閣改造で、県内からは野田聖子衆院議員(56)=岐阜1区=が総務相に起用され、三度目の入閣を果たした。二年前の自民党総裁選では出馬を模索するなど安倍晋三首相と一定の距離を置いてきたが、主要閣僚として突如、ひのき舞台に立った野田氏。政権の支持率低迷に「外で批判するのではなく、共に汗をかいて頑張りたい」と抱負を述べた。党県連会長であり、県政界や知事、地元の支援者からは「国民のために存分に手腕を振るってほしい」と期待の声が上がった。
■地元事務所
 「総務相は地方の問題点を解決する重要なポスト。これまでの経験を生かして政治を安定させてほしい」。岐阜市加納新本町にある野田氏の地元事務所で三日、村瀬恒治後援会長(72)は、駆けつけた多くの報道陣に三度目の入閣への期待を語った。
 事務所には同日午前から、大臣就任を祝うコチョウランの花を抱えた支援者らが続々と集まり、電話も鳴り響いた。野田氏を三十年間にわたり支えてきた村瀬会長は「引き受けた以上は、県民の代表、女性の代表としても頑張ってほしい」とエールを送った。
 午後一時半ごろ、新閣僚の発表会見や野田氏が首相官邸に入る姿がテレビに映し出されると、支援者や地元県議ら約二十人が「貫禄が出てきた」と拍手で喜び合った。
■知事・市長
 古田肇知事は改造内閣についてコメントを出し「重厚感と推進力を兼ね備えた布陣」と評価。「人材の育成・確保、地域経済の生産性向上など喫緊の課題が山積する中、地域の実情を十分に踏まえ、地方創生を一段と加速させて」と要望した。野田氏の総務相就任には「県にとって心強くうれしい限り。力強いリーダーシップを期待する」とした。
 野田氏の地元、岐阜市の細江茂光市長は「地方と関係の深い総務大臣への就任は心強い。持ち前の行動力と経験をいかして活躍されると確信している」とコメントを出した。
■自民関係者
 自民党県連の猫田孝幹事長もコメントを出した。「支持率が低迷し、党の真価が問われる状況での総務相就任は、政治家としての成果や実力が評価され、期待の表れ」と分析。三度目の入閣に「前回以上の活躍で国民の信頼を取り戻してくれると信じる。組織を挙げて最大限のエールを送り続ける」と激励した。
 党岐阜市支部の玉田和浩会長は「大いに期待している。党の人気取りのためでなく、広く国民のため、日本を守るため、しっかりやって」と入閣を喜んだ。来年二月に任期満了を迎える岐阜市長選に触れ「大臣のお膝元で(党推薦候補者が)負けることがあってはいけない。より責任を感じている」と話した。
■野党の反応
 一方、野党は厳しい反応を示した。民進党県連の伊藤正博幹事長は「入閣でこれまでのような政権と距離を置いた発言ができず、存在感が薄れるのでは」と指摘。次期衆院選を見据え、「大臣になれば地元に入る回数も減ると思う。地道な活動を展開して対抗したい」と話した。
 共産党県委員会の松岡清委員長は「野田氏は実際には安全保障関連法案などに賛成し、政権にはっきり物申していない。首相に対する有権者の批判をそらす役割しかない」と切り捨てた。
 (小倉貞俊、杉浦正至、近藤統義、北村希)

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

中日新聞プラスの他の記事もみる

東海/北陸の主要なニュース

岐阜のニュースランキング

ランキングの続きを見る

地域の新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域のニュースを見る

地域を選択してください

戻る都道府県を選択してください

記事検索